ADA
ARCHITECTURAL DESIGN AWARD 2023
presented by KMEW
ADA ARCHITECTURAL DESIGN AWARD 2023 presented by KMEW
受賞者発表
ADA ARCHITECTURAL DESIGN AWARD 2023 presented by KMEW
受賞者発表
ケイミューは2023年12月に設立20周年を迎えました。 これを機に「未来へ残したい建築を発掘する」を テーマとした新たなアワード、
「ARCHITECTURAL DESIGN AWARD 2023」を
開催いたしました。
本年度ご応募いただいた数々の作品の中から
受賞作品が決定いたしましたのでご紹介いたします。
Best Award
最優秀賞Excellence Award
優秀賞Special Award
特別賞KMEW Award
ケイミュー賞同じカテゴリの受賞作品は、物件所在地が北にあるものから順に掲載しています。
設計者様の十分な検討の元、標準施工仕様とは異なる作品も一部含まれております。
Judge's Cooment
審査員総評全体的にとても面白いものでした。壁を中心に、一部に屋根の提案がありましたが、どれも使い方によって、本当に多彩な表情や役割が与えられることを改めて感じました。それは、建築のボリュームの「分節」だったり、部分的に使った際の他の素材との組み合わせだったり、街の中での存在感のつくり方だったり。大きく見せるのか、一部だけキラリとすごく輝くような見せ方をするのか、などです。また、大きな建物から小さな建物まで、スケールによっても表情の出方が違っていました。小さなものでは、とても親密な感じを演出されています。一方それほど大きくない家でも、非常に格調の高い表情をつくられていました。パブリックな建物では、そのパブリックな雰囲気に呼応するように表現されていました。本当にシンプルな素材ながらも、多様な見せ方、多様な建築の現れ方を、丁寧にしっかりつくりだされているのは、見ていて楽しく、大いに刺激を受けました。
受賞作品をえらぶ上で「素材をどう上手く使うか」と「建築的に良いかどうか」の2つの視点で審査しました。昔、海外のクライアントに「日本の建築は、なぜグレーが多いのか」と尋ねられたことがありました。その時は答えが見つけられていなかったのですが、今回の受賞作品を見ると、日本の風土、四季、そして自然光の加減が起因していると感じました。素材と光を組み合わせた時の微妙な陰影の違いの中にあるきめ細かな差の表現は、昔から受け継がれてきたものだと改めて思いました。今回の受賞作品は、外壁に使われているもの、室内に使われているものと実にさまざまですが、例えばトップライトと組み合わせた時の質感、グラデーション感、素材が持つ陰影など、丁寧につくりだそうとしています。日本の文化と風土が育んだ表現が、この素材と上手く組み合わされているのを改めて感じながら、今回それをさまざまなバリエーションで見ることができ、どの受賞作品もとても面白いと思いました。
今回のアワードはケイミューの商品を使った建築を審査するものですが、そこはあまり気にせずに、建築として素敵なもの、素晴らしいものを選びました。結果として面白いと感じたのは、大きな公共建築から小さな住宅まで、ケイミューの素材がさまざまなスケールの建築で使われていて、建築の素材としてとても多様に見えてくることでした。ケイミューの商品は人工的な素材ではあるのですが、「人工物然」とはしていないような見せ方をされているものが、最終的な受賞作品に選ばれているという気がします。木との組み合わせが上手いものであったり、「まるで石なのか?」と見間違えるような、とても高級感がある使われ方をしていたり。すごく小さな建築で、木の扉などとの組み合わせで、すごく可愛らしく見えるものもありました。安価な材料とは違って、とても質の良いものに見えるような。設計者の皆さんの力量で、素材がすごく生かされていると感じました。
日本の建築デザインの価値を未来へ繋ぐことを目的としたデザインアワード。
2023年8月31日 ケイミュー到着分まで
ケイミュー商品(カタログ掲載品)を使用し、2022年8月1日〜2023年8月31日までに完工した物件
建築デザインとして美しさ・新しさが感じられること。 街並みや景観に対して配慮された作品であること。施工写真や設計要旨から総合的に判断し審査