「リサイクル内装ボード」は、塗装による着色を行わず、セメントの素地そのままで自然な表情を魅せる、全く新しいコンセプトの内装材です。
原材料には火力発電所で発生する石炭灰のほか、多岐に渡る身近な廃棄物を配合し、セメント素地の表面に廃棄物をあえて見せる状態にすることで、温かみのある室内空間を演出します。
この「リサイクル内装ボード」は、2012年度から選出されるようになったグッドデザイン・ベスト100※を窯業系内外装材で初めて受賞しました。
※グッドデザイン・ベスト100は、数ある2016年度グッドデザイン賞受賞対象の中で、審査委員会により特に高い評価を得た100件です。
「火力発電所で発生する石炭灰のほか、コーヒーショップから出る使用済み紙カップやコーヒー豆かすなど身近な廃棄物を使用しているのがよいと思います。セメント素地が露出された表面の自然なムラは１枚1枚異なる表情を見せ、経年変化による風合いの変化がとても魅力的です。」
原料に火力発電所で発生する石炭灰のほかコーヒーショップから出る使用済み紙カップやコーヒー豆かすなど多岐にわたる廃棄物を配合し、原料に占める再生材料比率が約６０％を実現しています。多くの廃棄物から製造されるセメントを含めると、実に９０％超が再生材料由来となります。
セメント素地を露出させ、そこにコーヒー豆かすが見える状態にすることで、無機質なセメント素地にオーガニックな風合いが加わり、１枚１枚が異なる仕上がりで温かみのある室内空間を演出します。
施工例1
施工例2
受賞後に開催されたデザイナーズプレゼンテーションにて、当社の商品企画部 藤田 新次が、「リサイクル内装ボード」のコンセプトや開発秘話などをご紹介させていただきました。
