築40年になる屋根を「ROOGA(ルーガ)」に葺き替え。
重厚感と高級感のある美しい屋並へと再生。
株式会社ライン一級建築士事務所
堀住 卓司 氏
老朽化した屋根の全面葺き替えを実施。
東京郊外に建つタウンハウスは、1980年代初めに住宅・都市整備公団(現UR都市機構)が開発。豊かな緑に囲まれた丘陵地に2・3階建ての住宅が連なり、個性的な景観を創り出しています。12年ほど前に外壁を主体にした大規模改修を行いましたが、近年は屋根の経年劣化による傷みが目立つようになり、118世帯の屋根の全面葺き替えを実施することになりました。
立体的、多面的な建物の美しさをさらに引き立てるROOGA。
タウンハウス管理組合様が重視されたのは、資産価値を高める美観の向上と、次の改修時に塗り直しなどに手をかけなくて済むメンテナンス性の良さ。施設全体の改修計画を手掛けた掘住氏が提案されたのが、瓦のような重厚感を持ちながら耐風性、防水性などに優れ、美しさを長く維持できるルーガでした。「建物自体が棟違いや縋れの置き違いなどで立体的、多面的に美しく構成され、屋根の厚みによる存在感がでてくる。ルーガで葺いたら必ず印象的な屋並に生まれ変わる」と確信を持たれたそうです。屋根の厚みが増しても改修前と重量が変わらない軽量設計であることも、管理組合様に安心を提供できるポイントでした。
[鉄平]と[雅]が織りなす美しい屋並に高評価。
メゾネットテラス5棟、テラス4棟が連なる建物には、自然石の風合いに重厚感が漂うルーガ[鉄平]を、メゾネットボックス9棟には、波打つラインが高級でモダンな印象をあたえるルーガ[雅]を採用いただきました。色の選定にあたっては、ご要望にあがった特注色のサンプルをケイミューから取り寄せられたり、実物大の瓦を用いた模型を製作し、住民投票で決定。お住まいの皆さまに納得いただき、「とてもキレイな屋根に仕上がった」と喜んでいただきました。