問屋町を感度の高い街に。
エリア再生の総仕上げとなるシンボリックな商業施設。
株式会社ティ・シー・シー
板倉 大輔 氏
岡山県初の商業店舗と住宅展示場の複合施設がエリア活性化のシンボルに。
かつての繊維の街、岡山市問屋町。今ではカフェやセレクトショップなど若い世代に人気のある街ですが、その中心に残された広大なイベント用地を再生。商業店舗棟と9棟の住宅展示場から構成される複合施設「問屋町テラス」としてオープンしました。施設全体の計画を手掛けた板倉氏は、問屋町の倉庫が建ち並ぶ風景からファッションとアートの街として再生したニューヨーク市ブルックリンを想起。どこか懐かしく、それでいて洗練された施設のイメージを固めていかれたそうです。
レンガの味わいをCBウォール工法※と窯業系サイディングで表現。
インダストリアルな町並みをイメージし、レンガ造りの倉庫のようなプランニングを行っていた板倉氏。レンガ調のみだと単調になりすぎると考え、ブリックタイルやウッドなどの色々なマテリアルを使用した動きのあるデザインを検討されました。そのイメージをケイミューに伝えた際に提案されたのが、カラーベストを外壁材として使うCBウォール工法と、窯業系サイディングの組み合わせでした。カラーベストのマットな質感やナチュラルなグラデーションがレンガに替わる「素材感」を持っていたことが採用の決め手となりました。屋根材を外壁として使用するのは初めてでしたので、実際に施工している愛媛県まで足を運んで仕上がりを確かめ、やはりこれしかないと自信を深められました。
内装などには動きを求め、迷わずSOLIDO(ソリド)を選定。
内装材に造詣の深い板倉氏がひと目で気に入ったのがSOLIDOでした。「1枚1枚の柄が異なり、動きがあって面白い」と、施設内の内壁やカウンターにはtypeFやtypeMセメント、外壁には引き締まったtypeM鉄黒を選定されました。そして実際に施工してみると、セメント素材独特の白華により狙い通りの動きがある表情が生まれ、好評を博したと満足していただけました。
カラーベスト
スペリアルUグランデグラッサ
グラッサ・ファジーレッド
エクセレージ・親水14
ラフレンガ
MWハイドホワイト