周囲の景観に調和し、
地域に愛される商業施設を目指した外観意匠。
JR西日本
不動産開発株式会社
八尾 友美 氏
ジェイアール西日本
コンサルタンツ株式会社
浪野 裕之 氏
「駅から始まる街づくり」を担う暮らしのサポート施設が誕生。
JR西日本不動産開発株式会社様は「駅から始まる街づくり」をコーポレートスローガンに掲げ、駅を中心とした周辺開発による、魅力的な街づくりを進めています。JRおおさか東線の全線開業・乗り入れに伴って再開発が進むJR鴫野駅に隣接する「ビエラタウン鴫野」もその事業のひとつで、ドラッグストア、クリニックモール、保育所を備える暮らしのサポート施設です。近隣住民の方に日常的に利用していただきたいとの想いを外観意匠に込めています。
地域に融け込む優しい色合いを窯業系サイディングで実現。
ビエラタウン鴫野の外壁には1時間耐火構造が必要で、ALCやアスロックも検討されましたが、窯業系サイディングのデザインバリエーションが豊富であること、表面の凹凸が立体感を生み出すことなどから採用を決定。そして、汚れに強くメンテナンスの手間が省ける「ネオロック・光セラ16」を選定されました。地域に融け込み、主張しすぎない親和性のある色合いとなるよう、ナチュラル感のある2種類の色柄をコーディネート。さらにダークブラウンのアルミパネルがアクセントとなって、外観に変化を与えることにも成功。「想像していた以上に良い仕上がりで、狙い通りの意匠になった」とのことです。
高架下建築への採用も進む「耐火性能」「意匠性」「施工性」。
窯業系サイディングは、施工品質の向上が狙えることも採用のポイントでした。現場での塗装に頼ることなく工場塗装品を直接施工できます。また、パネルが軽いので人力で搬入でき、狭い空間での施工が容易になり、工期を短縮できます。「耐火性能」「意匠性」「施工性」の3拍子揃った外壁材として、近年は高架下建築への採用実績も着実に増えています。「駅は、その街の玄関口です。駅周辺や高架下が便利になることで賑わいが生まれ、地域の方の利便性が増す。生活をより豊かに、そして街の価値を高めていきたい」と、事業にかける想いを語ってくださいました。