木目柄光セラのランダムな張り分けが印象的。
モダンで洗練された外観の複合商業施設。

四郷スマートタウン[愛知県]

店舗 鉄骨造 外壁材 採用商品

株式会社 船場

加藤 浩一 氏

新しい街を形づくるシンボリックな建物として。

室町時代に四つの郷があったことが地名の由来である四郷は、果樹園や田畑がいまも多く残っています。愛知環状鉄道「四郷駅」周辺もそうした緑豊かな一帯ですが、近年は駅を活かすための街づくりが進められており、その一環として誕生したのが「四郷スマートタウン」です。地域活性化の中核を担う複合商業施設として、開発事業主様は、近隣では見かけないようなモダンで洗練された外観デザインにしたい、そして発展していく街のシンボルとして人目につくデザインを望まれていました。

木目柄2種類の張り分けがお客様の目を引くエントランス。

設計を担当した加藤氏は、街の背後に連なる山並みをイメージして、パラペットラインを凸凹にし、エントランス周りがひときわ目立つように高く立ち上げました。このエントランス周りを印象的に彩っているのがケイミューの窯業系サイディング「光セラ」です。木目柄の光セラ2色をランダムに張り分けることで、メリハリのある印象的な外観を造り上げました。加藤氏は、最近街で見かける住宅のサイディングのデザインや性能が素晴らしく良くなっていると実感されており、今回はサイディングを使ってみようと考えていたとのこと。事業主様も完成した建物をご覧になり、サイディングの深みのある木目柄が「こんなにキレイなのか」と驚かれたそうです。

環境に配慮した外壁材が「スマートタウン」によく似合う。

休みなく稼働する商業施設はメンテナンス性も大切。「光セラ」の光触媒による汚れセルフクリーニング機能や、紫外線による色あせ・日焼けに強いため、メンテナンスの手間が少ないこともご採用のポイントに。さらに環境面からも、光触媒が排気ガスなどを無害化して大気を浄化したり、メンテナンス性に優れているため再塗装回数が抑制されることに伴うCO2排出の削減に貢献できるなど、スマートタウンを標榜する施設への提案に最適な商品だったと加藤氏は振り返られています。「これからの建築に、エコ、エシカルは外すことのできない要素になるだろう」とも強調されていました。