外壁材の基材内部には目に見えないくらいの小さな空隙があります。
この中に雨や結露がたまり、その水分が凍結すると膨張し、クラックや基材破損の原因になります。
例えば、水をガラス容器に入れて凍結させると…
押し出し製法を採用した基材は、基材内部に大小多数の微細な「独立空隙」を形成しています。
この「独立空隙」が、水分凍結時の体積膨張による圧力を吸収緩和して凍害を防ぎます。
水が空隙の一部に含まれている状態です。
含まれる水が凍結するときに生じる圧力を
独立空隙が緩和し、凍害を防ぎます。
表層部
気泡部
厳寒の北海道で実験を繰り返し、
耐凍害性を評価しています。
[昼間]
加湿器で室内を高温多湿に保ち人工的に結露させ、
サイディングの裏面から十分に水分を吸収させます。
[夜間]
外気温が-10〜-20℃に下がり、水分が凍結します。
↓
冬の間、これを120〜130回繰り返します。
厳しい寒さに襲われる実験施設
室内はあえて高温多湿に