本製品のご採用に際しては、「外壁材設計施工マニュアル」を必ずお読みの上、設計・施工を行って頂きますようお願いいたします。
商品について
- 製品本体保証の対象となります(色の保証はございません)。
- 本製品の販売地域は一般地域です。寒冷地域では凍害現象が発生する可能性があるので、販売しておりません。
- 本製品は素材から出た自然な色合いの為、一枚一枚の色、白華の風合いが大きく異なります。
また、似た風合いの製品が混ざる場合がありますが、色味、風合いの指定はできません。色味、風合いについての返品・交換は致しかねます。 - シーリングと現場仕上げ塗料はイメージ色で設定しています。
- 出隅角部は、面取り加工を施し、イメージ色の現場仕上げ塗料にて仕上げています。
- 本製品は雨水等の水掛かりにより、部分的に写真のような雨染みが生じる場合がありますが、品質の問題はございません。
本製品が乾燥すると自然に目立ちにくくなります。本現象が事由での交換、補修は致しかねます。
軒の出を長く設計する等、本製品の雨掛かりを抑える事で本現象は軽減できます。
設計上のご注意
-
弊社が定めた「外壁材設計施工マニュアル」をご確認いただき、適切に設計・施工してください。
「外壁材設計施工マニュアル」に記載する設計基準、施工基準を満たさない仕様により製品の不具合が発生した場合、
当社では責任を負いかねます。 - 本製品は準不燃材料です。不燃材料を要求される部位には使用できません。
- 本製品は通気構法を標準施工法としています。
- 防水設計について
- ・本製品等による一次防水と、透湿防水シート等による二次防水の二重構造で雨水の浸入を防ぎます。
- ・強風雨時には本製品裏面に雨水が廻ることが考えられるため、透湿防水シートや防水テープ等の
二次防水用部材を正しく施工することが重要です。
- サッシの選定
- ・本製品や胴縁、金具の厚さを考慮し、本製品表面よりサッシ枠が出る外付けタイプ又は、半外付けタイプの使用を原則としています。
- ・サッシ下枠の水切りの出寸法が本製品表面より30mm程度確保できるものを選定してください。出寸法を確保できない場合は、
伝い水防止水切りや皿板水切り(現地調達)を取り付けて、サッシから流れた水が本製品表面を伝わないようにしてください。
- 換気フードの選定
- ・換気フードからの排水が本製品表面を伝わないものを選定してください。
- ・用途に合った換気フードを使用してください。(機械式吸排気用、自然吸排気等)
- ・換気フードからの排気流が直接本製品にあたらないように、換気フードの選定または納まりを検討してください。
- ・接続パイプは本製品表面よりも出し、本製品とのすき間にシーリングをして、確実に防水を行ってください。
- ・接続パイプと換気フードとの間の止水を確実に行ってください。
- 内装材としてご使用いただく場合
- ・本製品は準不燃材料です。不燃材料を要求される部位への施工はできません。
- ・本製品を内装材として使用する際の施工仕様は設定していません。
- ・ご採用者様にて、施工法や留付け部材、関連部材等、内装材として適切なものを選定の上、施工してください。
- ・本製品の固定方法としては、意匠性を考慮して金具留め施工をおすすめします。
- ・本製品の接着工法での留付けは、当社で安全性などの確認・検証ができておりませんのでお止めください。
本製品が落下するおそれがあります。 - ・防耐火構造認定等の法規制については、採用される認定や使用される部位の規制等を確認頂き、使用可否判断を行ってください。
- ・本製品は「住宅部材VOC表示ガイドライン」の対象外ですが、VOC放散速度の確認をしています。
測定値は本ウェブサイト 本体仕様ページでご確認ください。
安全・使用上のご注意
- 本製品は専門施工が必要です。必ず施工は専門施工業者が行ってください。お施主様ご自身で施工は行わないでください。
-
ご使用の前に「外壁材設計施工マニュアル」に記載する「安全上のご注意」をよくお読みの上、本製品を安全に正しくお使いください。
使用者や他の人々への危害・損害を未然に防止するために必ずお守りいただくことを説明しています。 - 本製品の工事は高所作業を伴います。正しい服装と保護具を着用し、足場の点検を行ってください。
- 本製品は重量物です。運搬時には安全に十分注意してください。けがをするおそれがあります。
- 切断作業の時は防塵マスクを着用し、集塵装置付きのカッターを使用してください。健康をそこなうおそれがあります。
-
本製品はセメント製品ですので取扱いには手袋を着用してください。
特に濡れた本製品を扱う場合は、ゴム手袋等の保護具を着用してください。肌が荒れるおそれがあります。 -
屋内外での保管
- ・保管は堅く平らな場所に置いてください。
- ・本製品、施工部材、木材を保管する際は、地面に直接置かず水に濡らさないようにし、必ず防水シートをかけ、雨ざらしにしないでください。 出荷時の付属のカバーは、汚れ防止用であり、防水用ではありません。
- 持運び時は、木端立てにして運んでください。大きくたわませると、割れや表面クラック発生の原因になります。
-
一枚一枚の色味、風合いが大きく異なりますが、製造上色味、風合いの近い商品がかたよって出荷される場合があります。
施工前に仮並べをして配置を検討してから施工することをおすすめします。
- 釘、留め金具は弊社純正品を使用してください。
- 開口部等、合じゃくりを切断する部分では留め金具が使用できません。金具の厚みに合わせたスペーサーを入れ、
本製品表面に先孔をあけてから釘、ビスで留付けてください。 - 縦目地部のハット型ジョイナーは1m程度の間隔で捨て板部に釘(またはビス)で留付けてください。(本製品の横ずれ防止のため)
- 横張りの場合、入隅部、開口部横では、必ずハット型ジョイナー(片側タイプ)を取付けてください。(本製品の横ずれ防止のため)
- 増改築等によって既存の建物とまたがって施工することはできません。建物の挙動の違いから本製品の割れや落下の原因となります。
- 本製品の施工後に付帯物等を後付けする場合は、取付け釘打ち位置に胴縁またはスペーサーを本製品施工前に必ず留付けてください。
- 切断木口面から吸水しにくくなるように、シーリングをしない切断木口面には必ず専用の防水シーラーをはみ出さないように塗布してください。
- シーリングの施工
- ・シーリング材は、弊社純正品を使用してください。
- ・シーリング性能は、材質だけでなく施工時の環境や施工方法に大きく影響を受けますので、施工説明書をよくお読みの上使用してください
- ・ハット型ジョイナーは、シーリングの適正な幅・深さを確保するため、本製品の板厚・工法に応じた専用のものを使用してください。
- ・接着力の強いマスキングテープを使用しないでください。マスキングテープを1日以上貼置きしないでください。
また、雨天中の貼置きは避けてください。 - ・本製品の被着面には、必ず専用プライマーを塗布してください。プライマーはシーリング接着面以外に塗布しないでください。
- 仕上方法
- ・現場仕上げ塗料(補修塗料)については、取り扱い説明をご参照のうえ補修方法や使用時間等に注意して使用ください。
- ・現場仕上げ塗料(補修塗料)はイメージ色です。補修の際はできるだけ目立たないように補修してください。塗り過ぎると目立ちます。
- ・パテ仕上げの箇所には、現場仕上げ塗料(補修塗料)パテ部補修用【品番:B95K4013】を使用してください。それ以外の補修箇所には、現場仕上げ塗料(補修塗料)【品番:B95C4018】を使用してください。
お手入れ方法について
- 高い所など危険をともなう部位は、専門業者様が行ってください。お施主様ご自身で行わないでください。
- 鳥の糞、砂ぼこり、藻、カビ等の汚れを落とす場合には、布や柔らかいスポンジ等を利用して軽く水洗いしてください。
その際は本製品表面を傷付けないように十分に注意してください。水洗いで落ちない場合は、
薄めた中性洗剤を布等につけて軽くふき落としてください。
※藻やカビ等は、雨水が当たりやすい、湿気が多い等、菌が繁殖しやすい条件が整えば、どこにでも繁殖していきます。 - 本製品表面を痛めるおそれがありますので、下記の使用は避けてください。
①シンナー等の溶剤
②金属タワシ等の硬いブラシ
③高圧水による洗浄やスチーム洗浄 - 水洗いする際の散水は、必ず本製品に対して下向きに行ってください。上向きに散水すると、接合部より漏水するおそれがあります。
- 土台部、屋根下部、入隅部、ベランダ等で落雪や積雪、吹き溜まりができる部分では、本製品が劣化するおそれがありますので、
積雪をこまめに除去してください。
維持管理について
- このメンテナンススケジュールはお客様がメンテナンス計画を立てる際に目安とするためのご提案です。
- 定期点検は、5年に1回程度を目安に専門業者様にて行う点検となります。
- 日常点検は、1年に1回程度を目安にお施主様ご自身にて目視で確認できる範囲での点検となります。
外壁に気になる変化を見つけた場合は、専門業者様にて再度ご確認いただき、必要な場合は早めのメンテナンスをお願いします。
建築物の地域、環境や使用条件によって劣化の進行状況が異なりますので、目安としてご活用ください。メンテナンス時期および内容を保証するものではありません。
塗り替えについては、当社指定の塗料を使用した場合を想定しています。塗り替え後のメンテナンス時期は、使用した塗料により異なりますので専門の業者等にご確認ください。 - 本製品は10~15年を目安に、クリヤー塗料による塗り替えが必要です。
- ・当社指定のクリヤー塗料を使用する事で、自然の風合いを残した再塗装ができます。ただし、初期の状態と比較すると艶が出ます。
-
・表面の劣化状況によっては、クリヤー塗料ではなく有色塗料による単色仕上げとなる場合があります。
- 現地塗装用塗料や塗装仕様等については、下記に相談してください。
ご購入の前に
- 納期に関するご注意
- ・本製品は、1物件で1000㎡(約750枚)を超える注文の場合は在庫不足が発生する場合がありますので、
必ず弊社営業所にご確認ください。
また、工場在庫品のため配送地域により他の商品と比べて配送日数がかかる場合がありますので、あわせてご確認下さい。
- ・本製品は、1物件で1000㎡(約750枚)を超える注文の場合は在庫不足が発生する場合がありますので、
- ご購入の前に
- ・本ウェブサイト掲載商品のメーカー希望小売価格には、配送・設備調整費・工事費、使用済み商品の引き取り費等は含まれておりません。
- ・商品改良のため、仕様・外観は予告なしに変更することがありますのでご了承ください。
- ・印刷物と実物とは多少色味が異なる場合があります。あらかじめご了承ください。
- ・本ウェブサイトの内容についてのお問い合わせは、お近くの販売店にご相談ください。もし販売店でお分かりにならないときには、弊社におたずねください。
- ご注文に際して
- ・お買い上げに際してのお届けは、現場配送の場合は軒先渡しとなります。
- ・その他配送条件は、当社窯業系サイディングと同様となります。
製品本体保証 製品本体保証(PDF)
製品本体保証
ケイミュー株式会社では、元請業者様(住宅会社様、工務店様)に対して、SOLIDO typeF facadeの「製品本体保証」を実施しています。
■保証内容
製品の本体そのものに起因する不具合について下記の通り保証します。製品外観(表面仕上がりや経年・経時の表面変化等)は保証対象外です。
建物の変形や変位等に起因する反り・うねり・亀裂・割れ・欠損などは含まれません。なお、保証内容に抵触するか否かは弊社が判断するものと致します。
【製品の不具合】
- ①
- 著しい割れのないこと。
※著しい割れとは、外壁材が全板幅にわたって割れている場合をいう。但し、切断加工した部分を除く。 - ②
- 著しい欠損のないこと。
※著しい欠損とは、外壁材の一部が欠け損じ、下地材(躯体)が露出している場合をいう。 - ③
- 著しい剥がれのないこと。
※著しい剥がれとは、外壁材がめくれ又は剥がれ落ちており、下地材(躯体)が露出している場合をいう。 - ④
- 著しい反り・うねりのないこと。
※著しい反り・うねりとは、製品幅455mmのスパンに対して矢高が5mm以上の反り・うねりをいう。
■保証期間
本製品の施工完了日より10年間とする。
※但し、本保証に基づき補償が行われた場合、その後の保証期間は当初の保証期間の残余期間とします。
■保証条件
以下のすべての条件を満たすこととします。
- ①
- 保証書が発行された 新築物件※1。
- ②
- 日本国内の木造軸組、木造枠組および鉄骨造の物件で、弊社純正又は推奨の役物・施工部材を使用し、弊社が定めた「設計施工マニュアル(施工当時の最新版)」※2に従って、設計施工された物件。
- ③
- 原則として、KMEW認定施工士、厚生労働省認定の窯業系サイディング施工士※3又は専門施工が出来る業者が施工、管理し、施工チェックリストが提出された物件。
- ④
- 住宅外装テクニカルセンター(JTC)、日本窯業外装材協会(NYG)の発行物、ホームページ記載内容などに準じた施工、および適切なメンテナンスがなされていること。かつ建築基準法や関係する法律に準じていること。
- ⑤
- 不具合が発見されたとき、元請業者より速やかに弊社にその不具合について通知していること。
- ※1
- 当社の外壁材は、基準通りの下地、標準施工および長期に亘る安定した建物構造を前提として品質が発揮されます。リフォーム物件は、様々な変化や劣化の可能性があり、当社製品の設計基準・施工基準を満たしているかどうかの判断が非常に難しいため、保証対象は新築物件に限定しています。
- ※2
- 弊社は「通気構法」を標準施工法としています。必ず実施してください。
- ※3
- 日本窯業外装材協会(NYG)が主催する、「窯業系サイディング施工士認定試験」の合格者に与えられる資格です。優れた技能と最新の知識を有した、外装工事の専門技術者です。
■保証対象者
保証書の発行対象者は、原則として元請業者様(住宅会社様、工務店様)とします。保証対象者は、本保証書によって発生する権利義務の一部または全部を第三者へ譲渡・承継し、あるいは担保の用に供することは出来ません。
■補償方法
不具合が生じた損傷部分を限度として、不具合の発生していない部分と同程度の性能に修復させるものとし、次の何れかの方法をもって対応する。
- ①
- 不具合部の部分補修
- ②
- 代替製品の無償提供
- ③
- その他最も適切と認められる方法による補償
■免責事由
以下の事由により不具合が発生した場合については、保証の適用を除外する。
- ①
- 弊社「設計施工マニュアル」に記載された設計基準に反する立地条件、設計がなされている場合。
- ②
- 弊社「設計施工マニュアル」に記載された標準施工法に反する施工或いは、施工業者個人による施工上の瑕疵、或いは不法行為、債務不履行等に因る場合。
- ③
- 元請業者様の施工管理が十分になされなかったことに因る場合。
- ④
- 現地調達品等、弊社純正部材以外の不具合に因る場合。
- ⑤
- 本製品に現地にて塗装がなされている場合。
- ⑥
- 外壁工事完了後における増改築・補修並びに設備機器或いは付属品等の取付けに因る場合。
- ⑦
- 本製品の施工工事以外の建築施工上の欠陥に因る場合。
- ⑧
- 建物自体の変形や変位等に因る場合。
- ⑨
- 保証内容の抵触には至らない軽微な反り・うねり・亀裂・割れ・欠損、表面のふくれ・剥がれの場合。
- ⑩
- 製品の表面仕上がりや、経年・経時による表面の変褪色等の変化。
- ⑪
- 内部結露による下地材の腐食、経年変化による下地材の反り、くるい等に因る場合。
- ⑫
- 内部結露および伝い水によって基材に損傷が生じた場合。
- ⑬
- 釘頭のタッチアップなどの現場仕上げ塗料(補修塗料)使用箇所。
- ⑭
- 保証期間経過後に申し出たもの、又は保証期間内でも初期の損傷を弊社に適切な連絡を行わず長期間放置したために生じた拡大損害の場合。
- ⑮
- 入居者(管理人を含む)又は第三者による維持管理不行き届き並びに故意・過失に因る場合。
- ⑯
- 天災又は地盤・周辺環境・公害などに起因する場合。
- ⑰
- 特殊環境地域(温泉場、焼却炉付近、特殊ガス・熱・酸・アルカリ・塩類を発生する施設や工場並びに地域、海・湖・河川等の周辺で常時しぶきがかかるような地域、煙麈および金属粉・石粉等が堆積する地域)における損傷。
- ⑱
- 苔、藻又はカビ等の発生による汚れや変色。
- ⑲
- 外的要因(洗浄含む)や生物被害等による汚れ、傷並びにこれらの補修にかかわる変色等。
- ⑳
- 契約当時実用化された技術では予測することが不可能な現象に因る場合。
- ㉑
- 保証書発行申請書或いは提出された施工チェックリストに事実と異なる記載があった場合。
- ㉒
- その他弊社の責に起因しない場合。
《保証書発行申請手順》
弊社指定の保証書発行申請書に必要事項を漏れなくご記入の上、施工完了後速やかに弊社営業所へご提出ください。
※必要な書類については、あらかじめ弊社営業所にお問い合わせください。