【ファッション×家の外観コーディネート #2】「アクセントカラー」中級編

おしゃれの基本は、上の写真のようにシンプルなアイテムを同系色でまとめたワントーンコーデ。そんなベーシックなスタイルを、もう少しお洒落に見せたいときは、2色づかい。アクセントになる差し色をポイントで加えると、自分らしいスタイルがつくれます。すっきり締まるダークカラー、華やかで明るい差し色、反対色などでコントラストを出すと、こなれたワンランク上の装いになります。

住まいもアクセントカラーを効かせるのが、こなれた外観に見えるコツです。最も大きな面積を占めるベースカラー、これに変化をもたらすのがアクセントカラー。この2つの色に差をつけるとより個性が際立ちます。基本は、ベースカラーに明るく淡い色を用い、アクセントカラーはより濃い色を選ぶと調和しやすくなります。

大きなハットが目を引く、涼しげな夏のモノトーンスタイル。ハットとブラウスを同じ白でつなげ、ボトムスにはブラックを。ダークカラーで印象をシャープに引き締めます。パイソン柄のサンダルでポイントを作れば、クールな大人のスタイルが完成です。

ベースカラーを白やライトグレーなどの外壁にする場合には、ネイビーやダークグレー、ブラックなどをアクセント色に用いると、暗色による引き締め効果で全体の印象がクールになります。窓サッシや玄関ドアも暗色にすると、さらにきりっとシャープに。コントラストがつくことで、家の表情がガラっとおしゃれに変わります。

アイボリーのハット￥26,400 （ミアハットアンドアクセサリー）
サンダル￥10,780 プラクトン（セムインターナショナル）
その他、スタイリスト私物

華やかなキャメルブラウンを使った、優しい初夏のお出かけスタイル。バンドカラーのチェックシャツでメリハリをつけ軽快に。足首が見える丈のスカートと好相性のヒールサンダルを合わせ、今の気分にちょうどいい、フェミニンさのあるスタイルを作ります。

ベースカラーに落ち着いた低彩度の外壁を選ぶと周囲の環境に馴染みやすい反面、控えめになりがち。その場合は、アクセント色に明るいブラウンなどの彩度の高い色を入れると、全体の印象が華やぎ、軽快になります。

チェックのシャツ￥24,200（ロワズィール）
ブラウンのハット￥16,500（ミアハットアンドアクセサリー）
サンダル￥16,500 レメ（セムインターナショナル）
その他、スタイリスト私物

いわゆる”こなれ感あるスタイル”を作りやすい、反対色コーディネート。ざっくりニットとワイドシルエットのデニムパンツを合わせた、マニッシュなベーシックスタイルに、デニムの反対色と言えるキャメルのレザーバッグを効かせます。ラフな着こなしながらも、しっかり計算された大人のスタイルに。

ホワイトにはブラック、ブラウンにはネイビーなど、あえて反対色を組み合わせることで住まいの個性が際立ちます。ネイビーとブラウンのように、コントラストが強くなるとその分色合わせが難しくなるので、ネイビーの「ストライプ柄」、ブラウンの「木目柄」のように、柄や素材感にも配慮するとバランスよく仕上がり、魅力がアップします。

ベージュのニット￥25,300（ロワズィール）
デニムパンツ￥18,700（アデュートリステス）
メガネ￥41,800 アイヴァン（トリップ ルミネエスト新宿店）
ブラウンのバッグ￥22,000 オーレンティ（セムインターナショナル）
グルカサンダル￥23,980 マッキントッシュ ロンドン（モーダ・クレア）

ファッション×家の外観、アクセントカラーを取り入れたコーディネート中級編は、いかがだったでしょうか。次回は、素材感やさまざまな柄を取り入れたコーディネート上級編をお届けします。

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