現場を知り、
人を知り、
より生産的な環境を築きたい。

鹿島工場 業務グループ
2013年 入社
Work
仕事と人を知る

経理という仕事を通して、
現場の価値をさらに押し上げる。

入社から一貫して経理の仕事を担当し、現在は鹿島工場の業務グループにて勤務をしています。主な業務は、工場で製造する外壁材の原価を計画し、実際にはどれくらいの原価が掛かったのかを計算する製造原価管理や、工場の決算処理などがあります。毎月、計画した数字と実際の数字をまとめながら改善点を探し、より効率的で生産性が高まるプランの提言を行っています。この仕事で難しいのは、数字上の計算だけでは成果をあげられないということです。製造現場の方の意見を無視したご提案は足並みが揃わず、なかなか成果に結びつけません。だからこそ、現場の方々の思いを大切に、「どうすれば現場の価値を高められるか」をゴールにした話し合いを何度も繰り返していきます。鹿島工場では、工場長を中心にとにかく周囲の意見を取り入れようとする風土なので、私たちの提言を快く聞き入れ、自由闊達な議論ができています。その分、仕事に対するやりがいも生まれ、充実した気持ちで業務に取り組めています。

各所にある改善点を見つけ、
生産性の向上をめざしていく。

経理業務は性質上、他部署に比べてやや保守的な面があります。例えば、これまでと違うルールを取り入れると、新たなリスクが伴うため、なかなか従来の形を変えようという動きには繋がりません。もちろん、お金を扱い関連法規を遵守しなければならない部門だからこそ、慎重になるのは当たり前です。しかしその中で、少しでも改善する余地を見つけようと、これまでに色々な取り組みを行ってきました。ひとつが、本社経理勤務の時代に実施したWeb請求書の導入です。従来の紙での請求書と同様に、書式や内容に間違いが発生しないように何度もシミュレーションを繰り返し、導入を実現しました。この取り組みによって、紙で発行する手間暇を省略することが可能で、より業務をスピーディーに進めることができるようになり、社内外を越えて、生産性を高められるご提案ができたことは大きな自信にも繋がりました。些細なことですが、こうした細かい作業に目を向け、少しずつ環境改善に努めています。

より深い経理知識も習得し、
新たな分野にも挑戦していきたい。

まだまだ十分とは言えませんが、本社や工場に関する経理業務を一通り経験することができました。また、先輩のサポートを得ながら、提言をする際に工場のどの立場にある方に意見を仰ぐと仕事をスムーズに進められるのかといった組織としての力学の大切さも学びました。今後はそうした経理知識の中でも、税金やグループ会社との連結決算など、より深い部分に触手を伸ばしたいと考えています。経理業務全体を見渡せるようになると、より精度の高い計画作りにも役立てられるはずです。何より、経理業務の延長線上として、これまでと違う数字の読み方を取り入れることで、「この商品をこう売っていこう」という戦略面でのサポートにも力を発揮できるはずです。入社からもうすぐ10年を迎えますが、自分に限界を決めずにそうした新しい分野にも挑戦していきたいですね。

就活生にメッセージ

私自身を振り返ると、もっと視点を広く持って就職活動をしても良かったのかなと思っています。今の会社に入り、自分で自分の枠を決める必要は全くなく、どんどん挑戦することで道が拓けると感じました。だからこそみなさんも恐れずに、可能性を信じて突き進んでほしいです。

心に残るエピソード

先輩からある日、経理業務について「経理という仕事は、あなたが言うならやってあげようと思われないといけない」と教わりました。そのためには、いつ何を聞かれても理路整然と回答し、自分の意見をしっかり持つこと。その言葉を今も仕事の指針として大切にしています。