多様な視点から課題を掘り下げ、
広く社会に貢献できる、
最適で最良な意匠を創出したい。

商品企画・技術開発部 デザイングループ
2019年 入社
Work
仕事と人を知る

ものづくりの面白さと、
社会的意義を感じられる環境。

大学でインテリアデザインを専攻していたこともあり、家や建築に関わる身近なものづくりに携わりたいという思いがありました。自分の手を動かしてものづくりを行いたかったので、実物大のモデルを発泡スチロールでつくって検討したり、職人さんと一緒にテクスチャや色のサンプル品を作成したりする、と企業説明会の際に大学OBから聞き、面白そうだと感じエントリーしました。また、建材のなかでも外壁や屋根の意匠は、建物の第一印象を決める重要な要素だと思います。住宅建材メーカーとして唯一、『外壁材・屋根材・雨とい』の3点を扱い、建物の外観のトータル提案ができる会社であるため、自社製品のデザインを通して「街並み」のデザインにも関われることから、社会に貢献できる喜びが得られる点も入社の決め手になりました。

職域を越えて連携し、
製品をつくりあげる。

今は、国内戸建て住宅向け外壁材の意匠デザインが私の業務の中心です。企画グループの方から提示されるコンセプトに沿って、開発グループの方と一体となって製品を開発しています。外壁材の新商品開発では、@表面のテクスチャ・造形を考えたり、A単色塗装品の塗料色を決めたり、B多色塗装品にどのような色を、どの順番で塗り重ねるか、などを設計しています。国内の外壁を製造している工場は5つあり、各工場で製造方法や導入されている塗装機が異なるため、そうした特徴を覚えるだけでも大変ですが、実際に街で施工された商品を見たときには苦労した分、喜びも大きくなります。
他にも、製品意匠を決めるアイディア出しの際には、市場の意見を近いところで感じている営業マンとの意見交換会や、社外の設計士の方へのヒアリングを行ったりしています。また、今どんな住宅が街に建っているのか実際に足を運んで調査をするなど、最先端のトレンドを感じることも仕事の一つです。

デザインという仕事を広く捉え、
次の価値を提供したい。

先行デザインの提案の場として、経営陣に対し、年に一回、デザイナーが構想商品を紹介・展示する機会があるので、そこでより良い提案が出来るようになりたいと思っています。昨年の構想展示会では、海外の展示会視察等で世界のトレンドを実際に目で触れ、感じたことを先行モデルに落とし込み発表しました。今後は、さまざまな分野を横断した広い視野を持ち、既存ラインナップ商品の意匠提案だけにとどまらない、新しい素材を使用した構想商品の提案や商品のPR手法やサービスデザインの提案などを積極的に行っていきたいと思います。

就活生にメッセージ

ケイミューは、若手でも責任ある仕事を任せてもらえるところが大きなやりがいに繋がります。ものづくりにおいても、切削機器や大判印刷機、3DCADなどが導入されているので、新たな手法を活かした意匠開発に挑戦できるのも魅力です。また、フレックス制度をはじめ、在宅勤務制度や育休・産休制度が整備されているので、人生設計を見据えながら、仕事にも力を注げますよ。そうした理想的な環境で、次世代に求められる新たな製品を一緒に生み出していきましょう!

心に残るエピソード

入社3年目の時に、初めて一人で大きい意匠開発を担当させてもらいました。思い通りの意匠ができても、商品発送時に破損の可能性がある場合には再検討など、作りたい意匠と実際に工場で生産していける意匠には乖離があり、折り合いを付けながら製品形状に落とし込むのには大変でした。発売するまでは、苦労してデザインしたけどあまり売れなかったらどうしようかと不安でしたが、当初想定していたより売れ行きも好調で、意匠開発に関わることができてよかったなと感じた仕事でした。